『ライト/オフ』彼女の名はダイアナ・ウォルター
超あらすじ
おかんがやばい。
パッケージはこんな感じ ↓↓↓
寸評
これって清水崇がやってないっけ。
以下はネタバレです。ご注意ください。
モンスター寸評
変異した人間、若しくは人間由来の新種の妖怪といえるモンスター。姿は見えないが実在はしているようで、主人公の実家の地下室に棲んでいた。人間だったときの唯一の友人である主人公の母に依存している。
もともとはダイアナ・ウォルターという精神を病んだ少女。光に当たると皮膚が焼ける病気に冒されており、また人の脳内に入り込み性格を変えてしまう特技があったために親から地下室に隔離されて育てられたせいか非常に粗暴な性格の持ち主。親が自殺した(させた?)後に精神病院に隔離され、そこで行われた強目の光を当ててみる実験的治療により肉体を失った。ここまでなら悲しみドラマだったかも。
精神病院にいた際に、年の近かったのちに主人公姉弟の母親となる少女ソフィーを気に入り付き纏ったり、ソフィーを退院させまいと怪我をさせたりした、活発で行動的なお嬢さんである。
件のやってみた系YouTube実験の大失敗で体をうしなった後は、ソフィーの精神に入り込み、ともに暮らしていたと思われる。
暗闇に潜む怪物のように語られるが、光を浴びると皮膚が焼けるので暗がりにいるだけで、姿こそ見えないものの存在はしている、ブラックライトで照らすとその姿を確認できるし、主人公の実家の地下に住んでいたような描写がある。
攻撃方法は鋭い爪で切り裂いたり、飛びかかったりと案外肉体派。一応、周辺の電気系統を狂わせるくらいの超能力的なものも使える。さらに殴って来るわりにはこちらの物理攻撃は通用しない。なかなかずるい。
劇中では凶暴な部分がクローズアップされているが、いよいよとなるまでは子供達を攻撃しておらず、せいぜい娘の落書きに自分を書き入れてびっくりさせたりする程度。ソフィーとの仲が失われる危険が発生した際に主人公の義理の父親を殺したが、それも自己防衛と捉えると粗暴ではあるけどシリアルキラー的な性質ではない。話せばわかる不幸な過去を持った女性。みんな優しくしよう。かなり迷惑だけどね。
存在の定義としては悪霊ではなく、一応生き物なんだと思うが物を食べたりするのか不明。精神体というのだろうか。ともかく常識の外の存在。
光を当てるということが、その対象を認知する手段と同義類義であると考えると、認知されない場所で過ごしたために誰かにその存在を認められたがっているが、いざ発見されると攻撃してくるし隠れてしまうという厄介な性質を持った人。
映画的には、姉は母親を認知しない関係にあったけど、互いに存在を認め合ったことで一歩関係を進めたという流れがあるので、無関心と暗闇、親愛と光という対立構造が映画全体で描ける。
無関心の中で育ち、光を厭う性質を持った子供はモンスターになるしかないというのは、平素我々が無視している不遇な人々(例えば障害者とか移民とか遠い国の孤児とか、まぁなんでも)がいつか我々の常識とは違った文化の中で対立した存在になるのかもしれないということのメタファーで〜
まぁこれブログ主旨と関係ないな。やめやめ。
精神体なのか透明人間なのかは劇中に明確な手がかりがないがダイアナはダイアナ。モンスターとしては平均的でスクリーン栄えする性質を持っている。それでいいじゃないか。
撃退法
憑依対象者の自殺
END
生き残った姉弟と姉の恋人でほっとして終わり。
別のエンディングもあり。
最後に独断と偏見によるおすすめ度
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