『スリーピー・ホロウ』デップの白さが上沼レベル
超あらすじ
田舎の村で殺人事件が発生調査しに行く
パッケージはこんな感じ ↓↓↓
寸評
雰囲気と演出が見どころ
以下はネタバレです。ご注意ください。
モンスター寸評
独立戦争時のイギリス側の傭兵の霊。生前は戦闘狂ではあったが別に邪悪というほどの人でもない、悪霊とはいえ操られてのことであり、 無関係な人間をあえて攻撃したりしない。
独立戦争に従軍、奮戦ののちに1779年ニューヨーク近郊で戦死、スリーピーホロウという辺鄙な村の近場に埋葬されていたが、その一連を魔女っ子に見られており、魔女っ子の成年ののち便利に使われるようになったモンスター。使われ方はポケモンとほとんど類似である。『クビカリ攻撃だ、首無し騎士!』
ファンタジーの定番モンスターであるデュラハンとの言及もたまにあるが、単純に首を持って行かれた幽霊とみた方が妥当だと思う。
アーヴィングの短編集に語られる由緒正しいモンスターであるが、本作では独立した存在ではなく黒幕の魔術により呼び出されたなかば使い魔のような設定。本人は首を取り返したいのにその首を持っているやつの思いのままに使役されると言う設定から既にクリア不能の無理ゲーをプレイする哀れな霊。
不死の肉体を持ち、冴え渡る剣技と高い乗馬技術を使いこなし、ありあわせの材料で投擲武器まで作れる戦巧者。甲冑のデザインも含め総じて見栄えの良いモンスターであるが本作の主人公が肉体派ではなかったために見せ場が限定的なのが悔やまれる。ターゲット以外には手心を加えている。また首がない割には演出と演技力(スタントの人の)により表情が感じ取れる。モンスター映画が全部このレベルだったらこんなブログもいらないだろう。誰かがもっといいのを作ってる。
もともとは映画の登場人物の中でも、顔が怖いことを除けば、公平に見てかなりの常識的な人物であり、勇猛で実績が多いだけで邪悪とか言われて可哀想だし、せっかく埋葬されたのに首持ってかれたのも可哀想だし、自分の墓標代わりの木がなんか『死者の木』とか言って地獄の入り口になるし、そもそも復活してまでの使い道がただの利益目的の殺人事件だしで、救いようがない、主人の死に付き合って地獄まで来てくれた愛馬デアデビルだけが彼の救い。こんなに愛馬が慕っているんだから根はいい人なんじゃないかと思う。
しかし残念、教会に入れない、おいおい無限の愛はどこに行ったんだ。こういうのこそ救ってやれよ。マジオーマイゴッド。ガッカリだ。
もし魔女の使い道が草刈りだったら愛馬をかって颯爽と草を刈りまくったに違いなく、悪霊と言うよりは悪事に使われた幽霊。モンスターとしては不死身の特性と高い知性を評価するが脅威はそれほどない。
撃退法
首を返す
END
主人公とヒロインと孤児がニューヨークへ
最後に独断と偏見によるおすすめ度
注意 管理人はモンスターパニック映画の観過ぎで正常な判断ができていない恐れがあります。
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