死ぬまでに見ておくべきモンスター映画はモンスター映画全部です。

映画に出てきたモンスターの紹介ブログです

『アンダー・ザ・シャドウ 影の魔物』 ジーニー。ハリウッドから故郷へ帰って大暴れの段

超あらすじ 

夫を戦地に送り出した若妻と娘。しかし子供が変なものを見たといい始め。

     

パッケージはこんな感じ ↓↓↓ 

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寸評

こちらはホラー映画というよりは社会・国際情勢・権利意識の変遷なんかを考えたい人向きの映画。少し難解。

以下ネタバレ含みますご注意ください!! 

 

 

 

 

 

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モンスター寸評

劇中では無敵で万能。それこそ最高格のジンであれば神様レベルなのだろうが、目的と行動からもう少し格下ではないかという事でBランクに落ち着いた。また能力の高さの割に脅威度は低い。

ジンは精霊とか悪魔的な存在の総称なんだけど今回は特定の存在を指すかのように描かれており、今作の姿がスタンダードなのかもしれない。魂を奪って何をするかとか具体的なものは示されず徹底的に人知を超えた存在である。ちなみにアラジンのランプ精霊ジーニーもコレの一種。男性形の呼び方。

物質の状態を変化させたり、ないはずの空間に人を引きずり込もうとしたり何でもありの能力を使うが女性との引っ張り合いでも負けてしまうほど腕力は弱い。また子供相手にお母さんの悪口を言って子供を呼び込もうとしたり夢に現れて脅かしたりもする。その人をさらう前に人が一番大切なものを隠してそれを見つけないといつまでも狙われる。

主人公が目にする最初の被害者のおじいさんはジンを連れてきたはずのミサイルが落ちてすぐ死んでしまっており、そうなるとミサイルが落ちておじいさんの大切にしてる何かを隠して、それからじいさんが死ぬまでに2分ほどしかないので、じじいムリゲーすぎ。死にそうな年寄りだから厳しい判定が下されたのか、隠す行為なしでも生命力が低ければ連れていけるのか、ミサイルとともに来たのが嘘なのかよくわからない。ミサイル前にもジンの言及がありながら、訳知り顔の男の子がミサイルと一緒に来たとかいうしで。この辺り脚本に不整合がある。

また最期のシーンから例え隠したものを取り戻したとしても、諦めてもらえるかはわからない。また隠して襲ってくるようにも見える。これは大切な目的を忘れて夢を諦めた主人公がそれ故にまた大切な娘を遠ざけてしまう映画でもあるので大切なものは必ず手放すなという教訓だと思われる。

もう一つ、全てはストレスが見せた夫人の幻影と見ることもできる。つまり少年は喋っておらず全ては娘の嘘が発端で見た彼女の幻というストーリーも考えられる。それはジンの行動に一貫性がないことや能力が万能すぎる割に成功できないこと戦地に行った主人が急に厳しくなったことなどの不合理を説明できるし、彼女自体以前から精神的に不安定であることは劇中で示されている。ただこの場合幻はモンスターではなく当ブログの対象外なので困る。

精霊とは厳しい社会の中で抑圧された人間が直面する姿の見えない圧倒的な力、社会や常識こそが触媒となり人に見せている恐怖そのものなのかもしれない。

 

撃退法

とりあえず脱出はしたがさて。逃げられるか。 

 

END

窮地を脱し母と子で車で脱出して終了する。娘の大切な人形の首がとれて外を転がっている。

 

最後に独断と偏見によるおすすめ度 

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注意 管理人はモンスターパニック映画の観過ぎで正常な判断ができていない恐れがあります。

 

各表の基準はこちらからどうぞ。⇓⇓⇓

korekaranoeiga.hatenablog.com

 動画はこちらから⇓⇓ ってないのでアマゾンでも

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