『モンスター・マウンテン』パッケージは詐欺ではないが。
超あらすじ
近所の山に世界を破滅させるモンスターがいた。
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寸評
壮大で薄味
以下はネタバレです。ご注意ください。
モンスター寸評
山よりも大きい神話の怪物、過去にも表れて世界を滅ぼした。世界各地の神話にて終末に現れる怪物として描かれている。地球を守るための怪物であり、人類とは敵対する。
日本を含む世界各地に大地震を引き起こし、異常気象を巻き起こした怪物。旧約聖書のベヒモス(ババームート、ベヒーモスとも)やメソポタミア神話のティアマットが同じモノを指しておりそれが今回のモンスターという触れ込み、世界を滅ぼす神様みたいな存在。主人公の親父曰く地球の抵抗、「覚醒」により現れた。
映画ではハゲタカとカメを合わせたような顔、巨大な爪、1キロメートルくらいはありそうな触手が確認できるが肝心の体は埋まっており見えない。
アセンションという街の郊外にあるリンカーン山の地下に潜んでおり、その山よりも大きい体を持つ。巨大な触手で周辺の岩を壊したりする。二酸化炭素(龍の息吹)を吐いて近くの生物を殺す。が、モンスターとしての真価は地球規模に影響を行使する点にあり、近くの人間に対しては相性が悪い。
神話に描かれる存在だけあって、壮大なスケール感のある怪獣であるが、劇中でそのスケールが生かされるのは山の麓の人間を家ごと飲み込んだシーンくらいで、後は崖から落ちた主人公の妹の恋人を飲み込んだのと政府の派遣してきた地質学者を触手でぶん殴ったくらいしか人間を倒しておらず、なんというかアンマッチである。
極め付けは地表に顔を出して数分後には、政府の用意した謎のランチャー兵器の一撃で轟沈した。伝説の武器とかなんちゃらストーンとか眉唾なものは描かれず、科学の勝利である。さすがアメリカ。
デカさ故に強いことに間違いはないが、デカさ故に低予算映画向きでなく、小さい標的となる人間相手にも向いていない。劇中では山から顔を出してギャーギャー言ってるだけで、すぐに謎のロケットランチャーで殺されてしまい、ほとんど黒ひげ危機一髪みたいな体たらく、もちろん画面には写ってないだけで世界は破滅の危機に瀕しているのだろうけど、そんな感じはあまりせず、むしろじいさんと女の人が梯子で天井裏へ上がろうとしては地震が起きて落ちる。という迫真のコントが繰り返される演出や、政府から派遣されてきたチームがたった3人で、しかも2人は最序盤に死ぬため、実質地質学者1人。という構成により緊迫感も薄い。むしろこの映画の脚本がモンスターの最大の敵だったのかもしれない。
今回はモンスター造詣がいいので、ややベヒモス側に立ち、強さも驚異度も高めにしておく。自然破壊にしろ制作予算獲得にしろ、人間サイドにも落ち度はある。
撃退法
ケースの武器を口に打ち込む
END
主人公が家族と再会して無事を喜ぶ
最後に独断と偏見によるおすすめ度
注意 管理人はモンスターパニック映画の観過ぎで正常な判断ができていない恐れがあります。
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現在までに紹介した映画の索引はこちらからどうぞ。
映画50音索引 - 死ぬまでに見ておくべきモンスター映画はモンスター映画全部です。
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