死ぬまでに見ておくべきモンスター映画はモンスター映画全部です。

映画に出てきたモンスターの紹介ブログです

『ラスト・ドア』ガラ空きの建物に籠城してどうする。

超あらすじ

移民排斥運動をしていたらゾンビに襲われて移民の収容所に逃げる。

 

パッケージはこんな感じ ↓↓↓ 

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※タイトルに中点が抜けております。

寸評

移民・難民問題を扱ったゾンビ映画

意識高い分面白味が犠牲になっている。

以下はネタバレです。ご注意ください。

 

 

 

 

 

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モンスター寸評

舞台装置型ゾンビなので非常にオーソドックスなタイプのゾンビ。走らないタイプで噛みつきウィルス感染型、力が強くて脳みそ破壊で停止する。ほぼこれで説明できた。

 

見た目は、ほぼ白目である点と血の気が薄い顔色くらいの基本的なゾンビ。噛みつきからのウィルス感染が脅威だが抗生剤でゾンビ化の進行を緩やかにできるところは珍しい。また薬によらず発症には多少の時間が必要。

 

走らずに人間を追いかけるタイプだが壁の周りに集中することなく周辺を徘徊する。あまり群れない。一見隙だらけの舞台装置型ゾンビの類型通りなのだが遅い割に腕力は強く、掴みかかられると成人男性でも平気で引き倒す。

 

また人間への噛みつきは感染の拡大が食事よりもメインのようで、一匹のゾンビが噛みつくと周りの個体はあまり群がらない。目的意識が高い。これは人間の囲い込みにも同様に見える特性であり、立てこもり場所に群がりはしない割にいざドアが開くと途端に相当な量がなだれ込んでくる。無闇な行動はとらないくせにこちらのミスは見逃さない。これだけ行動が的確ならドアが何故開けられないのかが不思議である。

 

防御性能は人間並みでゾンビだからといって柔らかくないし、また食事の意味合いが薄いために肉体の損傷も少ないので平均して戦闘力はある。

 

描写からはイタリアをかなり崩壊させているようだが、走らないゾンビながらも周到で無駄のない攻撃スタイルがそれに説得力を持たせている。強い。

 

ゾンビの基本性能に対して本作の人間サイドは多分150本くらい見たであろうゾンビ映画の中でも抜群に弱く、走る走らない以外に倒されるためのゾンビと倒せないタイプのゾンビという分け方があることに気づかせてくれた。

 

難民問題を扱っているせいでゾンビを殺しにくい。というメタ的な意味も手伝ってゾンビとしてはかなり優秀な部類のモンスターだろう。

 

もう少し頭を使って色々と試みれば有効な対策はありそうなのだけど、移民も主人公も逃げ一辺倒の姿勢のために真価を見るには至らなかった。

 

移民を模したゾンビというのもなかなか世相を反映しているがあまりうまくいかなかった。 

撃退法

頭を潰す 

END

主人公が大男に殺されて大男が座り込んで終了。 

 

最後に独断と偏見によるおすすめ度 

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注意 管理人はモンスターパニック映画の観過ぎで正常な判断ができていない恐れがあります。

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