『ラ・ヨローナ 〜泣く女〜』 おいおい何泣いとるんねん。泣いとる場合かーっ。
超あらすじ
ケースワーカーの主人公が監禁されている子供を助けたら、監禁されているわけではなかった。
パッケージはこんな感じ ↓↓↓
寸評
堅実に面白い作品。古典的な流れながらも、対処だったり見せ方だったり随所に新鮮味があり見どころ多い。
以下ネタバレ含みますご注意ください!!
モンスター寸評
どう考えても自分が悪いんじゃないかという理由なのに大声ですすり泣きながら、次の犠牲者を探すはた迷惑な悪霊。実際には妖怪化しているようにも見えるが、弱点から時折生前の事を思い出すのかもしれない。
基本的な除霊手段がだいたい有効であり、行動は悪質ではあるが悪霊としては中堅クラスだと思われる。ただ非常に殺意が高く通常ならば対象の人間を殺すまでに何度かは姿をチラ見せしたり、脅迫まがいの行動でお茶を濁す悪霊が多い中で彼女は初対面で腕に霊障をつけると、その翌日からもう殺しにかかってくる。わびさびがない存在である。
殺害の手段もかなり直接的で、なんとかして水辺におびき寄せると、あとは力づくで水に顔をつけさせて窒息死を狙う。夫の浮気に怒り一時の感情で子供を殺し、我に帰って後悔して自殺した挙句に他人の子供を殺して回る幽霊になるという親の顔が見てみたいほど身勝手で浅薄な彼女の性格がここにも出ている。
何か封印を解いたとか入ってはいけないところに入ったとかなんらかの理由をつけて怒るのならともかく、彼女は勝手に子供を付け回し、殺そうし、邪魔されると怒るのである。この身勝手さこそこの悪霊の特質でありほんと関わりたくない存在と言えよう。
弱点は自分の涙、自分が死んだ時側に生えていた木(炎の木)、自分の生前身につけていたネックレスなどで、流石に自分の行いを客観視させられると弱るのだろう。
劇中で不幸にも子供を奪われる女性が主人公の子供を身代わりに自分の子を取り戻せるのではと考えたように、ラ・ヨローナも子供を殺すことで自分の子が帰ってくるのではないかと考えて実行し、やはり帰ってこないので泣いてはまた次の子を殺し、自らの行いを悔いては泣き、また子を殺す。本人も地獄かもしれないが泣きたいのはこっちである。
撃退法
炎の木でできた十字架で胸を刺した。
END
負傷した神父を家族で見送ったあと、水たまりがうつり不穏な雰囲気が出て終了。
最後に独断と偏見によるおすすめ度
注意 管理人はモンスターパニック映画の観過ぎで正常な判断ができていない恐れがあります。
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