『遊星からの物体X』最大の武器は小芝居。
超あらすじ
犬が逃げてきたから助けたら犬じゃなかったので大変なことになった。
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寸評
名作中の名作
以下はネタバレです。ご注意ください。
モンスター寸評
1125日くらいで地球を制圧するポテンシャル秘めた謎の生物。生命力が異常に高い事、底知れない知性を秘めている事から脅威度は高い。その反面で戦闘能力はそこまでである事が救い。
宇宙から来たと思われる謎の生物。宇宙船のような乗り物を人間に化けた際に制作しているくらい高い知性を持ち、もしかすると人間とは形態が著しく異なるものの宇宙人とするのが正しいかもしれないが、タイトルで物体扱いのために生物とした。51年版では植物の一種である設定であったが、こちら版ではそのような説明はなく触手を伸ばして生き物を捉える点がやや植物らしいくらい。むしろ植物よりもタコなどの触腕生物のように見える。
また知性の高さに反して積極的にコミュニケーションを図ろうとせず人間は獲物としてしか見ていない。知性はあるが感情や意識がない可能性がある。
一見、寄生生物のようにも見えるが獲物を捉えてそのままとってかわってしまうために寄生とは呼べない。間違いやすいので他人が寄生とかいったら容赦なくマウントをとれるポイントである是非覚えておくように、定型的な形を持たず自在に形を変化させ、分離することも可能。細胞の一つ一つが脳であり筋肉である。完全な生物であるがゆえに他の生物に対して興味を持たないのかもしれない。
いざ戦闘の際には体を自在に変化させて攻撃する。変化のスピードが早く、お腹に口を作って腕をかみちぎったり触手を伸ばして獲物を絡め取るなど多彩な攻撃方法を持ち、劇中描写での脅威度は高いが、よく観ると擬態からの奇襲一辺倒の攻撃スタイルであり、面と向かえば火炎放射器などで焼き殺すことは(モンスターとしては)容易である。
本性を現した際には感情などは見受けられないが人間に化けている際には、人間らしく動くという小芝居を繰り出す。実際にはこのモンスター最大の脅威はこの小芝居力にあり、一緒に暮らしているメンバー間ですら見分けられない。取り入れた人間をほぼ完全に再現していると言えるだろう。犬形態でも小賢しく立ち回れることから乗っ取りと関係なく本質的に知性がありなおかつ乗っ取った生き物の考え方を再現できる脅威の性能を誇る。
これは進化途中で知性を持ちうまく騙さないと負けてしまう生き物と共生していた時期があるということであり、おそらくはその生物が宇宙船などを作り、それらの文化ごと乗っ取られてしまったのだろう。正体がばれると一貫して攻撃と逃走の二択から適切な行動を瞬時に選び命乞いや殺す殺すタイムなどの駆け引きはせず無駄のない行動をとる。これも長い生存競争による習性が窺える。
繁殖するわけではなく、取り込んで分離することで数を増やすため増殖力は高く、エサさえ有ればどんどん増える。劇中でコンピュータが試算した地球完全制圧まで1125日という期間が必要には見えない。
見分け方として劇中ではそれぞれの血液に火をつけることで、正体を見破っていたが、生態上、髪の毛を切れば見分けられたのではないかとか言ってはいけない。みんな一生懸命に考えているのだ。
撃退法
火で燃える。
END
火で燃えた気もするしダメだったのかも知れないし。
最後に独断と偏見によるおすすめ度
注意 管理人はモンスターパニック映画の観過ぎで正常な判断ができていない恐れがあります。
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