『案山子男』筆者青春のアルバトロス
超あらすじ
イジメらっれ子が死んで案山子男になっていっぱい人を殺す。
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寸評
意外と真面目。
以下はネタバレです。ご注意ください。
モンスター寸評
母親の連れ込んだ男に殺された少年の魂が宿った案山子のモンスター。畑の持ち主が畑について呪いがどうのといっているので、少年がというよりは案山子が本体だと思われる。
エメラルド・グローブという田舎町に住むヘイリーさんのとうもろこし畑にあった案山子、その案山子の足元で殺されたレスター・ドワーヴィックという名のすごいおじさんっぽい顔をした知的障害者のいじめられっ子の魂が入ったことで生まれたモンスター。
レスターの記憶があるものの性格は大きく変わっており、二重人格のような別人格を思わせるシーンもある。レスター曰く恐怖心や痛みの感覚がないとのこと。
悪霊が乗り移ったモンスターともいえるが、ほかの場所で死んだとしてほかのものに乗り移られたとは思えず、畑の持ち主もまた呪いや曰くめいたことを口にするため案山子が鍵であることは間違いないだろう。ザフィールドとか案山子の夜とか案山子のモンスターは案外多い、オズの魔法使いとかもそうだし。人形のものに魂が〜というのは和洋問わないのだろうか。
性格は陽気で直接的な恨みの対象である父親は、転生後真っ先にに殺したものの生前自分をいじめてた奴らに対しては恨みこそあるもののそこまで積極的に殺しにかかっているわけでもなく、やることないから殺そうかな。みたいな行動をとる。人を殺すことが目的であることは確かなようだが、その対象は場当たり的であり生前とは違い一種の陽気さをのぞかせる。
体は案山子のままであるためか非常に身軽であり、バク転を多用する。車で逃げた獲物までバク転で追いかけたりするほど身軽であり、同時に頭も良くないが、かなりバカな人間程度の知能は持っている。わらであるためすぐに壊せるが簡単に治る。また乾燥したわらなのかよく燃える。
人間を軽く殺せるほどには力があり、ナイフやカマなども使うために殺傷能力は高い。ラストは主人公にガソリンをかけられて燃やされて死んだように見えるが、エンドシーンではまた別の強行に及んでいたり、主人公に乗り移ったように見える演出などもあり、不死身かそれに近い性質を持っているようだ。
とはいえ、頭もたいがい悪いのでうまく閉じ込めたりするのはそう難しいことでもなさそう、また、一生懸命におべんちゃらでも言えば見逃してくれそうでもある。高い殺傷能力というのも通り魔的に人を襲えばという範囲でありモンスターとしての評価はあまり高くない。
撃退法
燃やす。
END
主人公がレスターに乗り移られたような演出で終わり。
最後に独断と偏見によるおすすめ度
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