『プレデターズ・エボリューション』フランス版もののけ姫
超あらすじ
デカい猪がいるので狩りに行く
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寸評
多分、ジュラシックパーク2の影響が。
以下はネタバレです。ご注意ください。
モンスター寸評
農薬のまじった水を飲んだせいで、錯乱し凶暴化した猪。性能は通常の猪と変わらないと思われるが、異様な興奮状態からか恐怖心がないようで、突進の威力は強い。
主人公の婚約者一族が経営する農薬メーカーLEMONSが利益を求めて製造した違法農薬を適切に処置せずに排水したせいで凶暴化したイノシシ。この汚水により周辺地域の多くの動植物が壊滅状態となり、人間にも湿疹のような異変が現れた。当のイノシシも相当数は死んでおり、その生き残りが本作のモンスターである。凶悪な薬物を摂取したとはいえ突然変異しているわけではないようで、錯乱して凶暴化しているだけで身体性能の強化は見られない。
この時点でプレデターでもエボリューションでもない気がするが、フランス映画なので我々が思ってるプレデターやエボリューションではないのだろう。焦ってはいけない。大人になるとは相手の立場を慮ることだ。
日本でもイノシシは比較的身近な生物であるが、猪突猛進の言葉のような一般的なイメージとは違い非常に頭が良く、例えばイノシシ避けに匂いや光で威嚇するような器具を置くと、しばらくは避けるものの、嫌がるものを置いている=何か良いものがある。と考えて障害を乗り越えて農作物を荒らすことがあったり、高い跳躍力を持ちながら着地の安全性を考えて跳ぶのは最終手段にするといった用心深さを持っていたりもする。
視力は弱いが嗅覚が鋭く、数キロ先の匂いを嗅ぎ当てることができ、時速40キロで走りその突進の先の鼻は非常に強固で、数十キロの岩を余裕で転がすほどの力がある。牙は15センチ程度まで伸び鋭利。雑食(メインは植物)なのでプレデターではないもののかなりハイスペックな動物である。
普通でもこのスペックの生物が本作では異常な興奮状態で襲いかかってくるため、猟銃ではよほど弱点に当たらない限り一撃で仕留めるのは困難でそのまま突進してくるために経験のあるハンターでも勝負の分は悪いだろう。
劇中でははっきりとは分からないが少なくとも4体以上はおり、最大で10頭近くはいるかもしれない。常に死に物狂いの状態で突進によって車をひっくり返すほどのパワーを出すかと思えば、主人公たちの罠を警戒してみたりとなかなか侮れない動きを見せる。モンスター映画を何百本とみたが興奮状態で罠を見抜いたモンスターはそうはいない。
とはいえ専門家が相応に準備すれば駆除は容易であり、そもそも放っておいても環境が毒されているので近々全滅する。ラストに諸悪の根源一家を道連れにしただけあっぱれなところもあるが、モンスターとしては残念ながらそこまでで。可哀想だ。
撃退法
普通に殺せば殺せる。
END
息絶える主人公を見つめるヒロイン
最後に独断と偏見によるおすすめ度
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